頑張れ!のリレー


こんにちは。
パーソナルトレーナーの鶴田です。

上の写真は
私が小学校低学年の頃、
叔母からフィリピンのお土産でもらったものです。

もう35年以上も前のことになります。

その後、山梨から東京、大阪、また東京と
何度も引越しをしてきましたが、
無くすことも捨てることもなく
ずっと持ち続けています。

叔母は海外で仕事をすることも多く、
小さな私から見るとすごくカッコイイ大人でした。

大きなサングラスを掛けて
颯爽と我が家に遊びに来て
小さな私をよく可愛がってくれました。

そんな背景もあって
この車をもらった時、
すごく嬉しかったのをよく覚えています。

当時、20代後半か30代前半だった叔母は
私たち兄弟に「おばさん」とは呼ばせずに
「ケイコねえさん」と呼ばせていました。

小さいながらに「お姉さんではないのに何でだろう」
と不思議に思っていましたが、
それでも「ねえさん」の呼び方がしっくりくる人でした。

その叔母ががんで治療中と聞いたのは半年くらい前のことでした。
お見舞いで久しぶりに会いに行ったとき
思い出話に花が咲けばと、この車を持っていきました。

その時、あのフィリピン旅行は
叔母の新婚旅行だったのだと初めて知りました。

そんな叔母の幸せが詰まった品が
これまでずっと手元にあったのだと思うと
嬉しさとも感謝とも言えない感情が湧いてきました。

叔母は転移もあり、今は余命僅かとなりました。

思い出すのは、
叔母が「まなぶくん、まなぶくん」と言って
可愛がってくれ、
何かにチャレンジするときには励まし
何かができた時には褒めてくれたことです。

私もだんだんと歳を重ね
子供もでき、仕事でも責任を持つべき立場になりました。

これまで沢山もらってきた優しさや親切や応援を
今度は誰かに惜しみなく送る側になりました。

小さな子供には全員頑張って欲しい。
仕事に追われている大人にも
自分らしさを保ちながら頑張って欲しい。

ケイコねえさんが
小さな僕に送ってくれた「頑張れ!」は
僕の心を明るくし、幸福な感情を灯してくれました。

シンプルな「頑張れ!」が
たくさんのプラスの感情を生む。
そんな小さな後押しをたくさん送りながら
毎日を過ごしていきたいと思います。

みんな、頑張れ!

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